公共施設総合管理計画とは、下妻広域の施設管理の基本的な方針を定めるものです。
下妻広域が保有する公共施設等の老朽化の状況等を把握し、点検・診断、維持管理、長寿命化などを計画的に進め、財政負担の軽減・平準化を実現し、安全・安心で持続可能な公共施設等の管理を実現することを目的として「下妻地方広域事務組合公共施設等総合管理計画」を策定しました。
管理に関する基本的な考え方
維持管理・修繕・更新等の実施方針
計画的な点検、診断及び修繕等を行う。個別施設計画を策定し、この計画に基づき維持管理等を推進します。
長寿命化の実施方針
予防保全型の維持管理を推進し、維持管理・更新等費用の縮減・平準化も視野に入れた長寿命化を推進します。
脱炭素化の推進方針
維持管理・改修・更新等において、脱炭素化を推進します。
統合や廃止の推進方針
構成市町の将来人口が減少することによる変化に応じ、建替え時の施設規模の最適化を検討します。
下妻広域の4つの課題
下妻広域が直面している課題は次の通りです。
施設の現状からみた課題
安定した公共サービスを提供するために、個別施設計画に基づく長寿命化対策を実施し、効率的で適切な維持管理・運営による施設の長寿命化及び更新等費用の抑制、平準化を図ること。
個別施設計画とは
各施設に必要な機能を維持するため中長期にわたる整備の内容や時期、費用等を具体的に表した計画であり、限られた財源の中で施設を長寿命化しながら維持管理・更新コストの縮減・平準化を図るなど、戦略的に施設整備を進める点で重要なもの。
財政状況からみた課題
下妻広域の歳入は、多くを構成市町からの負担金に頼らざるを得ない状況において、計画的に財政負担の軽減・平準化を図ること。
人口等の今後の見通しからみた課題
人口減少・少子高齢化に対応した公共施設の供給のあり方、ごみの量や種類の変化に対応した供給処理施設の維持・向上を検討していくこと。
脱炭素化に向けた課題
国が政府実行計画に基づき実施する「地球温暖化対策計画」に準じて、今後はカーボンニュートラルに資する部材を使用した改修など、脱炭素化事業の推進。
カーボンニュートラルとは
二酸化炭素の放出と吸収が相殺されている状態。
施設の現状を把握し、
今後30年間の持続可能な管理を実現する計画です。
供給処理施設
城山公苑(し尿処理施設)
定期的に設備・機器の状態を調査し、更新・改修等の時期・費用等を定め、計画的な維持管理を図ります。
クリーンポート・きぬ(ごみ処理施設)
ごみ焼却施設は、個別施設計画に基づき計画的な点検等を踏まえ、適切な維持管理を図ります。建築物の屋根・外壁等については、その状態を調査し、計画的な維持管理を図ります。
粗大ごみ処理施設は、設備機器の延命化を図るとともに、屋根・外壁等についても、その状態を調査し、計画的な維持管理を図ります。
管理棟についても、その状態を調査し、計画的な維持管理を図ります。
クリーンパーク・きぬ(最終処分場)
新たな最終処分場整備計画及び跡地活用計画の策定を検討します。
スポーツ・レクリエーション施設
フィットネスパーク・きぬ(総合公園)
「ほっとランド・きぬ」は、計画的な点検・診断等を実施しつつ、個別施設計画に基づく長寿命化対策を図ります。
その他
ヘキサホール・きぬ(葬斎場)
予防保全型管理を導入し、長寿命化を図ります。


